セイヨウノコギリソウ
ヨーロッパ原産で、ハーブではコモンヤロウと呼ばれ、花壇や切り花として栽培されたり薬用としても植えられてもいます。別名をヤロウ、アキレアとも呼ばれます。止血作用や健胃作用の薬効があり、古代ギリシャ時代から重要なハーブとして用いられてきました。草丈は60~80cm程で、茎は直立して上部で分枝します。2回羽状に鋸歯状に深裂した葉は互生。花期は6月~9月頃、白から淡いピンク色の小さな花を散房花序につけます。近年、赤色や黄色で花色の多様な品種があり、切り花やドライフラワーに利用されています。属名のアキレアは、ギリシャの英雄アキレスが、トロイ戦争の時、負傷した兵士達のために薬として用いたとも、ギリシャの医者アキレウスが薬用として最初に用いたからともいわれています。
俗称では、英語で鼻血を意味する“nosebleed”(ノ-ズブリ-ド)と呼ばれていることから、止血薬として用いられてきたことが分かります。在来種のノコギリソウと大変よく似ていますが、葉にある切れ込みが異なります。在来種では大まかですが、セイヨウノコギリソウでは大変細かく深くなっています。
俗称では、英語で鼻血を意味する“nosebleed”(ノ-ズブリ-ド)と呼ばれていることから、止血薬として用いられてきたことが分かります。在来種のノコギリソウと大変よく似ていますが、葉にある切れ込みが異なります。在来種では大まかですが、セイヨウノコギリソウでは大変細かく深くなっています。
学名
Achilleae millefolium
科名
キク科
生薬名
西洋蓍草(セイヨウシソウ)
利用部位
全草⇒開花期に地上部を刈り取って、日干しします。
利用法
全草⇒一日量5~10gを水400ccで、半量になるまで煎じ、3回に分けて服用します。
花、茎、葉⇒ティ-に。
葉⇒葉を揉んで、洗浄した傷に貼り、包帯で止めておきます。生食でサラダに。
生花⇒精油(インフルエンザ、鎮咳、去痰に蒸気吸引します)
「メディカルハ-ブ 安全性ハンドブック」に依ると、外用ではキク科にアレルギ-のある人は炎症が見られることがあり、また通経作用や子宮収縮作用があるので、妊娠中の使用は避けるように注意されています。
花、茎、葉⇒ティ-に。
葉⇒葉を揉んで、洗浄した傷に貼り、包帯で止めておきます。生食でサラダに。
生花⇒精油(インフルエンザ、鎮咳、去痰に蒸気吸引します)
「メディカルハ-ブ 安全性ハンドブック」に依ると、外用ではキク科にアレルギ-のある人は炎症が見られることがあり、また通経作用や子宮収縮作用があるので、妊娠中の使用は避けるように注意されています。
効能
止血作用、抗炎症作用、胃液分泌促進作用があり、健胃、強壮、発汗、通経薬に。
成分
各種揮発油(リナノール、カンフアー、サビネン、カマズレン)、セスキテペン・ラクトン、フラボノイド、アルカロイド(アキレイン)、ポリアセチレン、トリテルペン、サリチル酸、クマリン、タンニン