センキュウ

センキュウ

中国原産の多年草。古代薬用として渡来し日本では北海道、東北地方、長野、静岡、三重などで多く栽培される。草丈20~50㎝位。茎は直立し円柱形でまばらに分枝する。葉は2回羽状複葉で最終裂片は卵形~狭卵形。茎葉は互生。花は秋、白い小さな花を茎の頂に複散形花序に付ける。栽培上キアゲハが好むので気をつける。

学名

Cnidiun officinale 

科名

セリ科

生薬名

川芎(センキュウ)

利用部位

根茎

利用法

11月頃に根茎を堀り上げ、水洗い後縦割りにして、湯に通し日干しにして使用。鎮痛、鎮静には1日量3~5gを400mlの水を加え、半量になるまで煎じつめ3回に分け服用する。単味で用いるより処方配合利用の方が多い。

効能

補血、強壮、鎮静、鎮痛、貧血症、月経不順、冷え症、生理痛

成分

クニデライド、ネオクニデイライド、リグスチライド、センキュウノライド、セダノン酸、ブチルフタライド、ブチリデンフタライド

お問い合わせ先

東邦大学薬学部付属
薬用植物園

〒274-8510
千葉県船橋市三山2-2-1
TEL:047-472-1349


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