センニンソウ

センニンソウ

日本各地、朝鮮半島、中国に分布する蔓性多年草です。日当たりのよい山野や道端に生えています。茎は木質で長く伸び、まばらに分枝します。葉は対生で奇数羽状複葉で、小葉は3~7枚あり、小葉柄と葉柄で他のものに巻き付いて生長します。花期は7~10月で、2.5~3cmの白色の花を集散花序に多数つけます。花弁に見える4枚は萼片で花弁は無く、雄しべと雌しべが多数あります。痩果は卵形で、多数なります。キンポウゲ科のほとんどは有毒ですが、センニンソウもご他聞に漏れず有毒です。センニンソウの毒性を応用し、民間では魚毒にしたりします。
別名はウマノハオトシ、ウシクワズといいますから、動物は本能的に有毒であることを知っているのでしょう。

学名

Clematis terniflora 

科名

キンポウゲ科

生薬名

根をシナボタンヅルの代用として⇒鉄脚威霊仙(テッキャクイレイセン)、威霊仙

漢方

漢方処方では利尿、整腸、鎮痛に応用されますが、一般には用いない方が良いでしょう。

利用部位

⇒夏から秋にかけて根と根茎を堀り採り、水洗いして日干しにします。
葉⇒民間薬として生葉

利用法

民間薬として扁桃腺炎に⇒生葉1枚を三分の一の大きさに切り、片方のみの手首の内側に貼ってガーゼを当てて包帯で軽く巻き、5分ほどおきます。その頃にはその部分に痛みを感じると扁桃腺の痛みは取れてきます。葉を当てた部分は発疱しているので、ぬるま湯で軽く洗います。5分以上当てておくと、火ぶくれの後が治りにくくなりますから、決して5分以上は貼らないでください。
※毒草なので、片方の手首のみにして、5分以上は貼らないこと。

効能

民間療法では扁桃腺炎に。毒性が強いので、安易に使用しないこと。

成分

皮膚に触れると発疱をおこすプロトアネモニンサポニン、ヘデラゲニン

お問い合わせ先

東邦大学薬学部付属
薬用植物園

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