シナノガキ
西アジアまたは中国北部原産ともいわれる落葉高木。古く中国から渡来し本州、四国、九州、沖縄で栽培される。高さ5~9m位。葉は互生し長楕円形で両端がとがる。花は初夏、新枝の葉えきに黄白色の小さな花をつける。柿渋を取る為に栽培される。小さなカキの実がなり、観賞用として鉢植えなどで楽しまれる。
学名
Diospyros lotus
科名
カキノキ科
生薬名
君遷子(クセンシ)
利用部位
葉、果実
利用法
秋に取り、葉は乾燥して使用。
効能
果実は渇きを止め熱を下げ、心を鎮める効果。柿渋はしゃくり止め、しもやけや凍傷、かぶれに塗布薬。乾燥葉や果実のヘタは高血圧。
成分
タンニン、7-メチルユグロン、マメガキノン、イソジオスピリン、ベツリン、ベツリン酸、タラクセロール、オレアノール酸、ウルソール酸