シソ

シソ

中国原産の一年草で、日本には古代に渡来し、当初は灯油として利用されていましたが、その後ナタネ油に取って代わられ、以降は食用、薬用として使われてきました。紫葉と、緑色の葉の2種類がありますが、薬用としてはともに紫蘇葉として用いています。紫葉には葉が縮れたチリメンジソもあり、同様に使われています。

学名

Perilla frutescens

科名

シソ科

生薬名

葉は蘇葉(ソヨウ)、紫蘇葉(シソヨウ)。種子は紫蘇子(シソシ)。

利用部位

葉、種子

利用法

葉は開花期に採り半日日干しした後、風通しの良いところで陰干しにします。種子は10月頃、穂を摘み揉んで種子を取り出し、陰干ししておきます。
解毒薬⇒葉か種子の煎剤を用います。
料理⇒彩り、シソ酒、シソジュース。アオチリメンジソも同様に利用できます。チリメンジソは梅漬けに。アオジソは塩をまぶし、よく揉んで水気を切って塩を加えて保存すれば、炊き込みご飯に使えます。

効能

発汗、解熱、鎮咳、鎮静、解毒作用

お問い合わせ先

東邦大学薬学部付属
薬用植物園

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