スイカズラ

スイカズラ

日本全国、朝鮮半島、中国に分布する暖地では常緑蔓性木本です。蔓は右巻きに伸びて、葉はこれに対生しまれに輪生することもあります。葉は冬も枯れず寒さにも耐え忍ぶということから別名を「忍冬」と呼ばれます。花期は初夏で、花は2個並んでつき、初めは白ですが、時が経つと黄色に変色し、盛りを過ぎる頃は白色や黄色の花が入り乱れてます。その様子から生薬名を「金銀花」といわれます。
近縁種にはヨーロッパ産のハニーサックルL.sppがあり、こちらも昔は喘息、泌尿器疾患、出産時に用いられてきましたが、現在では薬用としては主に東洋産のスイカズラが用いられています。

学名

Lonicera japonica 

科名

スイカズラ科

生薬名

⇒忍冬(ニンドウ) 
葉茎⇒金銀藤(キンギントウ)・忍冬藤(ニントウトウ) 
花蕾⇒金銀花(キンギンカ)

利用部位

葉、葉茎、蕾花 果実は有毒なので用いません。

利用法

葉茎
2,3日日干ししてから、陰干しにします。
入浴剤(あせもや湿疹に):乾燥した葉茎を布袋に入れて煮出します。

花蕾
開花期に摘み取り、風通しよいところで陰干しにします。
関節炎、解熱に:1日量10~15gを水400ccで半量になるまで煎じて、3回に分けて服用します。
できもの、腫れ物:花や葉を茶剤として飲用します。

⇒生花はサラダの彩りに。乾燥させてポプリに。
⇒篭などを編みます。

効能

スイカズラ⇒夏の暑さによる熱性症状に広く用いらています。
スイカズラ⇒抗菌、血圧降下、抗炎症、抗痙攣、穏やかな利尿、清熱解毒薬。
ハニーサックル⇒利尿、抗痙攣、去痰、緩下、催吐。

成分

⇒タンニン、サポニンのロニセリン。
花蕾⇒蝋質のセリルアルコール、ステリン、アラキン酸、リノレイン酸、リノール酸等。

お問い合わせ先

東邦大学薬学部付属
薬用植物園

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