ショウガ
熱帯原産の多年草です。栽培はすべて地下茎の株分けによります。4月中に植え付けると秋の彼岸頃には、「葉付き新生姜 」が採れ、採った後の根茎を霜の降りる前に採取し「ひねショウガ」として利用します。薬用として用いられるのは「ひねショウガ」で、料理のあしらいに付け合わされる「芽ショウガ」は、種用根茎を促成栽培したものです。
学名
Zingiber officinale
科名
ショウガ科
生薬名
生姜(ショウキョウ)、乾姜(カンキョウ) (どちらも根茎を基原とします)
生姜⇒外皮を去り乾燥するか、外皮を付けたまま切片状にスライスして乾燥したもの。
乾姜⇒外皮を付けたまま湯通し、もしくは蒸した後乾燥したもの。
生姜⇒外皮を去り乾燥するか、外皮を付けたまま切片状にスライスして乾燥したもの。
乾姜⇒外皮を付けたまま湯通し、もしくは蒸した後乾燥したもの。
漢方
乾姜は温中散寒・止痛薬として、多くの漢方方剤に配合されています。
利用部位
根茎
利用法
「新ショウガ」は生でみそをつけたり、梅酢に漬けたり、甘酢に漬けたりして使われている。摺り下ろしたり、細かく切ったりして使うのは「ひねショウガ」の方。
効能
酸化防止、消臭作用、食欲増進、発汗、去痰、消炎、保湿作用、健胃。
成分
ジンゲロンやジンギベレン