タケニグサ

タケニグサ 有毒

台湾、中国にも分布し、本州、四国、九州の山地、草原、荒れ地に自生する草丈は1~2mにもなる大型の多年草です。根は橙色で粗大、太い茎は中空で、直立しています。葉は長い柄があり互生、葉の形は丸い心臓形で、縁は不規則に浅裂し、裏面は白色を帯び細かい毛があります。茎葉とも傷をつけると橙黄色の乳液がでます。これを舐めると苦い汁ですが、これが薬用となります。花期は夏、茎の頂が分枝し、花弁のない白い小花を多数、円錐花序につけます。名前の由来は、茎が中空で竹に似ているから。この草を竹と一緒に煮ると、竹が柔らかくなるともいわれていますが、確かではありません。別名をチャンバギクといいますが、その姿が日本のものでありながら日本離れしているので、チャンバ(安南国=現在のベトナム)の菊とつけたと思われます。また秋になると莢実ができますが、その中に種子が入っていて、秋風が吹くと中の種子が動くのでさやさやと音を立てます。これが数株になると人が囁いているように聞こえることから、「ササヤキグサ」という風流な名前もあります。

学名

Macleaya cordata

科名

ケシ科

生薬名

博落廻(ハクラクカイ)

利用部位

茎葉⇒5月~10月に茎葉を切って出てきた汁を直ちに使用します。

利用法

皮膚病、タムシに⇒必要時、生の茎葉を多めに採取し、ちぎってでる汁を直接患部に塗ります。
また畑の害虫駆除に散布したり、ウジや寄生虫駆除にも用います。

効能

乳液⇒皮膚病、タムシに。

成分

全草には他種類のアルカロイド⇒プロトビン、ホモグリドニン、サンギナリンを含んでいます。

お問い合わせ先

東邦大学薬学部付属
薬用植物園

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