ヤクヨウサルビア(コモンセージ)
ヨーロッパ南部、地中海地方が原産。薬用としての利用の他、花壇にもよく植えられます。学名からも分かる通り、サルビアの仲間です。セージは種類が多く、1,500種もあるといわれますが、薬用として使われるのは主にこの種類です。葉の表面はザラザラしていて、強い芳香があります。肉の臭みを消し、脂肪を分解する効果もあるため、肉料理によく使われます。ソーセージの語源は諸説ありますが、ドイツ語のsau (牝豚)と、本種の名称 sage を合わせたものともいわれています。「長生きしたければ5月にセージを食べよ」というイギリスのことわざがあり、昔から「不老長寿のハーブ」として親しまれています。
学名
Salvia officinalis
科名
シソ科
生薬名
サルビア葉
利用部位
葉、花
利用法
葉⇒ティー、肉料理に。浸剤にして咽頭炎、歯根炎のうがい薬に。
花⇒サラダの飾りに。
花⇒サラダの飾りに。
効能
駆風(胃腸内にたまったガスの排出を促す)、消化促進、収れん、殺菌、防腐作用
成分
精油成分として、ピネン、シネオール、チモール、タンニン