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東邦大学
薬学部 薬剤学教室

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習志野学事部入試広報課
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研究紹介

 

①医薬品製剤の構造解析

 製剤の構造を詳細に明らかにすることは、製剤の機能を理解し、より優れた製剤を設計していく上で大変に重要です。放射光X線や核磁気共鳴画像法を利用して、製剤の構造を非破壊的に明らかにし、製剤の物性や機能との相関を定量的に解明する研究を進めています。

②医薬品の物性改善に関する研究

 製薬企業における製剤設計は小麦粉のような原薬末に薬の形を与えるステージです。ですが、その過程では様々な困難が立ちはだかります(溶解しにくい、湿度に弱い、光で分解する等)。これらを様々な技術(結晶解析、熱分析、表面分析)を駆使して評価・克服し、患者さんや医療従事者にとってより良い医薬品が生まれることに貢献する研究をしています。

③医薬品の溶出性を改善する研究

 例えば、新規共結晶や共非晶質を探索し、医薬品の溶出性を改善する研究を行っています。医薬品によっては溶出性を改善することで、投与量を低減し、錠剤を小型化できる可能性があります。近年、溶けにくい医薬品が増加しており、溶出性の制御は大変重要と言えるでしょう。
医薬品の溶出性を改善する研究