嶋岡秀幸 「セミ類の分布と温度環境について」
「セミ類は森林性の昆虫であり、都市化が進み森林が少なくなったり、それが孤立した林になってくると種類構成が変わったり数が少なくなったりすることが予想される」(『指標生物』?日本自然保護協会編集・監修による)ため、セミは一種の指標生物として扱うことができる昆虫である。 セミは古くから我々の身近に存在しており、その生態の変化はたやすく感じられる。夜になくアブラゼミがその典型であろう。また、生息する種類と数についても大きな変化が感じられる。 セミ類は温度環境によってその活動を変化させることが知られている。そこで本研究はセミの活動状況と温度環境を調査し、都市部のセミの生態と温度環境の関連性を見出すことを目的とする。
調査地:東京都~千葉
2008年度
- 栗山武夫 「オカダトカゲの色彩パターンの進化」
- 武田広子 「コウノトリの採食行動」
- 五味真人 「トンボ類幼虫の高温耐性」
- 仲條竜太 「同地域に生息する5種のハシリグモの生活史」
- 深澤 悟 「伊豆諸島の筒営巣性ハチ類の群集構造」
- 水澤玲子 「伊豆諸島に自生するクサギ属2種の訪花昆虫と花形態の関係」
- 竹田祐輝 「クツワムシの高温耐性と都市部への進出」
- 中西亜耶 「キシノウエトタテグモの個体群存続可能性分析」
- 藤田 薫 「伊豆諸島とその周辺本土におけるヤマガラの集団構造」
- 小賀野大一 「淡水性カメ類の教材化」
- 藤原加苗 「無尾両生類の毒性の有無と食性の関係(仮)」
- 柿本恵里那 「水生ボタルにおける生息地環境評価性」
- 斎藤知毅 「サシバが営巣場所を決定する要因について」
- 嶋岡秀幸 「セミ類の分布と温度環境について」
- 鈴木万梨恵 「体温調節はナミテントウの斑紋に依存するか?」