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堀切雄貴 「徳島県伊島のアカハライモリ(Cynops pyrrhogaster)の個体群構造」

伊島ではこれまで本土個体群と異なるサイズパタンを示している動物種がいることが調べられている。矮小化—クサガメ(竹中 未発表)、巨大化—ヒキガエル(一條 未発表)。このように同じ伊島という小島嶼にも関わらず相反するサイズを示している。アカハライモリは本土の中でも形態学的に違いがあり、本土の中で5つの集団にわけられていることから、伊島個体群と本土個体群の間でもサイズパタンが異なることが予想できる。また、サイズパタンに違いが起こる原因として、年齢構成の違いや繁殖開始年齢の違い、成長率の違い等が挙げられる。そのため個体群構造を伊島個体群と徳島県沿岸の個体群と比較することでサイズパタンが異なる原因を明らかにしていきたい。