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岡本彩佳 「市街地と農耕地におけるアカネズミの生息確率」

現在、大都市近郊に拡がる農村・里山空間では、都市的土地利用へと徐々に転換されています。都市の拡散によりもたらされる郊外の自然環境の消失は、農村・里山空間に生息する生物にとって生息地の縮小や生息地間の移動阻害が考えられています(KURODA,KATSUNO 2007)。そこで本研究では、個体群維持において都市化の影響を強く受けると考えられているアカネズミの生息を調べます。景観要素の違う2地点でアカネズミの生息状況の調査を行い、アカネズミに有利な生息環境を調べます。

また、アカネズミは、堅果の分散貯蔵に深くかかわり、高次の肉食動物の餌資源としても重要な地位を占めています。アカネズミの生息に深く関わっているブナ科植物の生息状況、及びネズミ類の古巣を利用するマルハナバチの個体数調査を行い、それぞれに相関関係があるか調べたいと思っています。