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廣瀬未来

「房総半島南部におけるアライグマの行動圏・土地利用特性」

  アライグマ(Procyon lotor)は北米原産の中型哺乳類である.日本において,外来生物であるアライグマは近年,房総半島南部にも侵入を果たし,在来生態系に甚大な被害を与えている.しかし,房総半島南部はアライグマの侵入初期段階の地域であり,個体数は多くない.そのため,より効率的な捕獲対策が求められている.
 そこで私は,GPSトラッキングを用いて,房総半島南部の低密度地域におけるアライグマの季節における行動圏や土地利用特性を解明することを目的とした.そして,原産国や他の地域と比較することで,房総半島南部に生息するアライグマの特徴を把握し,より効果的な防除戦略の策定に寄与したいと考えている.