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東邦大学理学部
生物学科
分子発生生物学研究室
村本哲哉

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お知らせ(2022/7/4)

 

ゲノム編集技術を用いた遺伝子スクリーニング技術を開発

ゲノムワイドな遺伝子解析が可能に

生命現象の基本的なメカニズムの理解には、遺伝子を同定する遺伝子スクリーニング技術が欠かせません。バイオメディカルのモデル生物である細胞性粘菌は、ユニークな生活環をもつことから発生分化のメカニズムの理解や基本的な生命現象の解明、さらには希少な二次代謝産物の解析といった場面で利用されています。今回私たちは、CRISPR/Cas9技術を用いることで、細胞性粘菌におけるゲノムワイドな遺伝子スクリーニング技術を確立しました。これにより疾患等の発症メカニズムの理解を含め、様々な展開が期待されます。

論文情報(無料で公開されています)

【タイトル】
CRISPR/Cas9-based genome-wide screening of Dictyostelium
【著者】
Takanori Ogasawara, Jun Watanabe, Remi Adachi, Yusuke Ono, Yoichiro Kamimura & Tetsuya Muramoto
【掲載誌】
Scientific Reports
【DOI】
10.1038/s41598-022-15500-3

CRISPR/Cas9ライブラリーの提供

今回構築されたCRISPR/Cas9ライブラリーは、以下のリンクより研究者に提供しています。
スクリーニングライブラリー:
pTM1376 genome-wide sgRNA plasmid library
pTM1810 kinase sgRNA plasmid library
 

ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP Nenkin)