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東邦大学理学部
生物学科
神経科学研究室

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研究紹介

 
 ストレスには物理的・化学的・生物的・精神的なものがあり、身体に様々な影響を及ぼしています。実際、ストレスが高じて精神・神経疾患に至ることは経験的によく知られています。しかし、ストレスから疾患に至る過程のメカニズムは明らかになっていません。私たちは、いろいろなストレスが実験動物の脳に及ぼす影響を解析すると共に、自閉症や注意欠陥多動性障害などの発達障害やうつ病などのモデル動物の解析を行っています。実験動物の脳と血液から新規ストレスマーカー(ストレスに応答するバイオマーカー)候補群を見出していますので、今後、ヒト血液で検証すれば、生体のストレス応答メカニズムの解明に貢献するだけでなく、ストレス計測評価技術の開発が可能になります。この技術は、精神状態の客観的把握を実現し、精神・神経疾患の予防・診断および治療後の経過把握といったメンタルヘルスに貢献します。

 ストレスに関する研究の一部が当学科ホームページの「生物学の新知識」のコーナーに紹介されています。ストレスと脳にご興味のある方はご覧下さい。

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研究概要図
ラット脳10部位および下垂体
ラット脳10部位および下垂体
ラット脳の2次元電気泳動
ラット脳の2次元電気泳動