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東邦大学理学部
生物学科 植物生態学研究室

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研究紹介

 

高山植生調査

極地である高山帯は、将来の温暖化の影響が最も出やすい生態系の1つだとされており、実際に世界各地で種組成の変化あるいは動植物の分布標高の上昇等が報告されるようになった。また近年はニホンジカの侵出により多くの山岳で植生が衰退している。そうした傾向を早期に捉えるため、中央アルプスや浅間山で植生モニタリングを行なっている。
高山植生調査

半自然草原での調査

温暖・湿潤な日本では、草原の多くが放牧や刈り取りなどの人間活動によって維持されてきた半自然草原である。明治時代後半に国土の13%を占めていた半自然草原は、利用価値が低下したことで、管理放棄、都市開発、遷移等が進み、現在では1%あまりにまで減少した。生育場所の分断化が、草原性植物の繁殖と遺伝的多様性に及ぼす影響、草原性植物の生育に重要な生物間相互作用(訪花昆虫や菌根菌)について調べている。
半自然草原

除草剤抵抗性形質の拡散リスク

除草剤の普及に伴い、除草剤に対する抵抗性雑草が多数報告されるようになった。その抵抗性形質の拡散パターン(遺伝子流動)やそのパターンに及ぼす生活史特性(繁殖特性)を解明する。
抵抗性雑草