研究紹介

研究紹介

メディカルサイエンスの推進

情報処理の基盤となる脳には、ニューロンが複雑な形態を持つ突起を発達させることで神経回路が形成されます。神経回路の維持と機能を分子レベルで解明することは、脳の構造と機能の本質を理解するためにも、神経回路の異常や神経疾患を理解するためにも、欠かすことができません。

私たちは、非分裂細胞(例:ニューロン)ほど個体寿命の長期化によってインパクトを受けやすくなるため、神経回路の異常は疾患、脆弱性、破綻の原因になりうると仮説を立て、柔軟に検証を進めていきます。続いて、読み解いた生命現象から、物質間相互作用あるいは細胞内シグナリングに基づく創薬や治療戦略に繋ぐ、新たな技術を構築することを目指します。最終的には、ニューロンに限らずがん、生活習慣病、老化などの広範囲で新技術を活用し、治療や診断に繋ぐことを目標とします。

2022年に新設された研究室ですので、今後は、新しい世界を切り開いていくことで基礎医学研究の発展の一助を担う教室として成長するよう研究に取り組みます。

お問い合わせ・連絡先

東邦大学
理学部 生物分子科学科
上田(石原)研究室

〒274-8510
千葉県船橋市三山2-2-1
習志野学事部入試広報課
TEL 047-472-0666