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高等学校の先生方へ
お問い合わせ・連絡先
東邦大学理学部
生物分子科学科
佐藤研究室
〒274-8510
千葉県船橋市三山2-2-1
習志野学事部入試広報課
TEL 047-472-0666
高等学校の先生方へ
当研究室では、理科教育に関する教材開発も行っています。
具体的には、高校生対象の遺伝子解析実験や放射線に関する実験講座の教材を開発し、実際に高校生を対象とした実験講座を毎年多数行っています。
遺伝子解析の実験として、生徒さん各自のほおの内側を綿棒でこすり、得られた細胞からDNAを回収してPCRや制限酵素処理、電気泳動を行って、生徒さん自身の遺伝子型を分析します。生徒さんはまだ知らない自分自身を知る事ができて、座学で勉強したDNAや遺伝子が一気に身近なものへと変わります。
高大連携講座・出張講義などの実施実績
過去に実施した遺伝子多型分析実験
アルコール脱水素酵素1B・アルデヒド脱水素酵素2遺伝子
飲酒感受性が推定できます。
アクチニン3遺伝子
遺伝的な筋肉の質が、スプリントに向いているか、持久系に向いているかが推定できます。遺伝と環境が関わる形質(多因子遺伝学)のお話ができます。
フコシルトラスフェラーゼ2遺伝子
ノロウイルスに感染しやすいかどうかがある程度推定できます。
ミトコンドリアNADH脱水素酵素サブユニット2
母系遺伝や分子系統のお話ができます。
- 他にも数種類の遺伝子解析の実績がありますし、もしも「こんな遺伝子を調べてみたい」などのアイデアをお持ちの先生は、ぜひご提案ください。
- 1日の流れとしては、およそ10時開始で、実験の説明とDNA精製を行ってPCRを開始し(昼食中にPCRが進行します)、午後13時ころから制限酵素処理と電気泳動を行い、およそ15:00~15:30に終了となります。
放射線の性質やトレーサー利用に関する実験
新課程の学習指導要領に放射線の項目が追加されたこと、また直近の放射線障害防止法の改正によって高等学校等でも少量の非密封放射性同位元素使用可能になったこと、また原発事故以来、放射線や放射能に関する一般大衆の関心が高まった事などから、多くの学校で放射線関係の実習の必要性が認識されています。
私は第1種放射線取扱主任者の国家資格を有していて、安全で教育上有意義と思われる放射線・放射性同位元素使用実験の教材を作成しています。
- 遺伝子・放射線のどちらの講座も、生徒さんの数は1回の実験で、およそ24人程度以内が望ましいですが、36人まででしたら対応致します。
生徒さんに東邦大学に来て頂いても結構ですし、関東圏内でしたら機材を高校まで運んで実験する事もできます(あまり遠方の高校さんですと対応が難しいですが)。
上記の実験等の実施に関して、ご興味のある先生方がいらっしゃいましたら、下記までご連絡下さい。
連絡先
hsatoh[アット]biomol.sci.toho-u[ドット]ac[ドット]jp
上記アドレスを@や.に置き変えて送信して下さい。
なお、出張講義も承ります。