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東邦大学
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2016年度のFD活動

日程

2016年 9月 7日(水)10:30~17:00 (1日)

会場 習志野キャンパス 理学部V号館5101教室(全体セッション)、5201・5202教室(グループ討論)

テーマ

概要
2014年度理学部FDは、「障がいを抱えた学生の受け入れと支援」というタイトルで、日帰り・オンキャンパスにて開催した。 今年は、障がい者の入学生に対する対応方針についての議論を企画した。以前から教員の間で出ていた疑問 「障がいをもつ学生にどう対応すればよいのか、またどこまで障がいをもつ学生を受け入れるのか」について、どう考えるべきかを学び、議論し、共通の理解を持つことが目的である。

企画の趣旨と経緯
2016 年 4 月 1 日に、いわゆる「障害者差別解消法」が施行され、今後私立大学においても、様々な障がいに対する「合理的配慮」が求められる。このため、今後求められる対応がどのようなものかを理解し、対応方針を早期に検討しておくことが必要である。

実際に、本学部においてもこの 4 月に複数名の聴覚障がい者が入学したが、これまで対応方針が検討されて来なかったため、対応が場当たり的になったことは否めない。そこで、2016 年度の FD においては、私立大学において「障がいを抱えた学生の支援」を先進的に行っている早稲田大学の取り組み事例への理解を深めるとともに、本学部における「対応方針(早稲田大学における「障がい学生に対する基本方針」)」の策定に繋げる。

このような「障がい学生支援」を推進することは、一般の学生にとっても「分かりやすい授業の展開」、「teaching material の充実」に繋がることが期待できる。さらに、これを「ダイバーシティ」にむけた取り組みへと視野を拡げ、学生への支援だけでなく、教職員の職場環境の整備へと拡充することにより、万人にとって働きやすい魅力ある職場づくりに繋がることが期待できる。

獲得目標:
<組織>
・本学部における「対応方針」の検討
・対応のための組織的な役割分担の検討
・(障がい対策からダイバーシティへ)働きやすい職場づくりに向けた検討
<参加者個人>
・障がい者差別解消法、および今後私大に求められる「合理的配慮」の理解
・障がいを抱えた学生に対し各教員が「できること」の理解、授業改善にむけた取組
への理解、および自らの取り組み

当日のスケジュール

10 時 30 分~10 時 40 分  学長挨拶(以下グループワークまで 5101 室)
10 時 40 分~11 時 40 分  樫木先生基調講演
 テーマ:早稲田大学の障がいを抱えた学生に対する支援について
  ~ 背景・これまでの取り組み・そして今後の展開 ~
11 時 40 分~12 時 10 分  障がい疑似体験1(グループワーク)
  ノートテイク体験(身体障がいの疑似体験) 担当:朝倉
(昼食)
13 時~13 時 30 分 障がい疑似体験2(グループワーク)
  心理的疑似体験(発達障がいの疑似体験) 担当:樫木先生
(教室移動)
13 時 40 分~14 時 30 分 グループディスカッション1
・テーマ 障がいを抱えた学生の支援と教育改善への展開
  「大学院における支援」「学部講義における支援(身体障がいを中心に)」「学部講義における支援(発達障がいを中心に)」「学部実験における支援(身体障がいを中心に)」「学部実験における支援(発達障がいを中心に)」の各グループに分かれてディスカッション。
14 時 30 分~15 時 00 分 GD1の報告+樫木先生からのフィードバック
(休憩)
15 時 10 分~16 時 10 分 グループディスカッション 2
・テーマ 障がいを抱えた学生の受け入れと支援に関する基本方針と組織間の役割分担のあり方について
  各グループのテーマに沿って、「障がいを抱えた学生の受け入れと支援に関する基本方針に盛り込むべき内容」と「組織間の役割分担」について、書き出す。
16 時 20 分~17 時 各グループからのプレゼンテーション(主にGD2を通じて)
  講評(樫木先生より)、振り返りアンケート

報告書