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お問い合わせ・連絡先
東邦大学理学部
生命圏環境科学科
環境材料化学研究室
准教授 今野 大輝
〒274-8510
千葉県船橋市三山2-2-1
東邦大学理学部5号館5611室
hiroki.konno
"@"sci.toho-u.ac.jp
保有設備
2018年4月に空っぽの部屋からスタートし、最近ようやく分析機器も一通り揃い、学生たちの研究環境も整ってきました。これは文科省の科研費、民間財団の助成金、企業の共同研究費・奨学寄附金など、多くのご支援をおかげです。ここに記載し、厚く御礼申し上げます。以下に今野が設備責任者である装置を紹介します。学部や学科の共通機器も併せて掲載しています。もしご使用になりたい装置があれば気軽にご連絡ください。
機器リスト
・走査型電子顕微鏡(SEM)1台
・粉末X線回折装置(XRD)1台
・蛍光X線分析装置(XRF)1台
・比表面積・細孔分布測定装置 3台
・熱重量・示差熱同時測定装置(TG-DTA)1台
・フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)1台
・レーザー回折式粒子径分布測定装置 1台
・高速液体クロマトグラフ(HPLC)1台, 小型 2台
・紫外可視分光光度計(UV-Vis)2台
・メカノケミカル合成用ミキサーミル 1台
・窒素ガス置換電気炉 2台
・卓上型イオンメータ 2台
・超純水製造装置 2台
・真空乾燥機 2台
・恒温乾燥機 8台
・恒温振とう機 6台
・精密天秤 8台(イオナイザー内蔵型 7台)
・SEM用蒸着装置(Au-Pdターゲット)1台
・粉末X線回折装置(XRD)1台
・蛍光X線分析装置(XRF)1台
・比表面積・細孔分布測定装置 3台
・熱重量・示差熱同時測定装置(TG-DTA)1台
・フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)1台
・レーザー回折式粒子径分布測定装置 1台
・高速液体クロマトグラフ(HPLC)1台, 小型 2台
・紫外可視分光光度計(UV-Vis)2台
・メカノケミカル合成用ミキサーミル 1台
・窒素ガス置換電気炉 2台
・卓上型イオンメータ 2台
・超純水製造装置 2台
・真空乾燥機 2台
・恒温乾燥機 8台
・恒温振とう機 6台
・精密天秤 8台(イオナイザー内蔵型 7台)
・SEM用蒸着装置(Au-Pdターゲット)1台
走査型電子顕微鏡(SEM)
日本電子:JSM-IT200(今野研所有)

科研費 基盤研究(B)で導入 (2023年度)
電子線を試料表面に照射し、反射・散乱された電子を検出することで、試料表面形状や微細構造を観察するための顕微鏡です。SEMは試料表面で反応を起こす電子を観察するため、試料の厚さや形状に依存しない特長があります。光学顕微鏡とは異なり、高解像度・高倍率・高コントラストの観察が可能です。絶縁性試料用の蒸着装置(Au-Pdターゲット)も保有しています。
粉末X線回折装置(XRD)
リガク:MiniFlex 600(学科共通)

学科教育機器として導入 (2020年度)
X線を結晶に照射するとBraggの法則を満たした方向にX線が回折されるため、結晶構造が反映されたパターンが生じます。その発生するピークの位置によって、どんな結晶ができているのかを特定することができます。コンパクトな筐体でありながら高速・高強度な測定が可能で、装置性能は素晴らしいです。他学科の先生にも使ってもらっています。
蛍光X線分析装置(XRF)
Malvern Panalytical:Epsilon 1(今野研所有)

JKA補助金で導入 (2024年度)
物質にX線を照射することで発生する元素固有の蛍光X線を検出することで、物質の構成元素を同定できる分析装置です。XRFでは、構成元素の種類と量から蛍光X線強度を理論的に計算できることを利用したFundamental Parameter法(FP法)によって、標準試料なしで検量線を使わない組成分析が可能となっています。
比表面積・細孔分布測定装置
Microtrac BEL:BELSORP-miniX(今野研所有×2台、学部共通×1台)

間接経費(2019年度), JKA補助金(2020年度), 企業寄附金(2024年度)で導入
粉体試料にガス分子(通常は窒素)を吸着させて吸着量を測定し、吸着等温線から試料の比表面積・細孔容積・細孔径分布などを算出する装置です。測定可能温度は77 K(液体窒素)、273-323 K(循環水槽)、前処理可能温度は323-673 K(加熱炉)です。通常は窒素吸着量を測定しますが、二酸化炭素, 水素, ブタンによる測定も可能な仕様です。
熱重量・示差熱同時測定装置(TG-DTA)
島津製作所:DTG-60H(今野研所有)

JKA補助金で導入 (2021年度)
固体試料を加熱した際に起こる質量変化と、発熱・吸熱などの熱的挙動を同時に連続的に測定する装置です。固体の反応には、相転移、融解、脱水、分解、酸化還元、結晶化などがありますが、これらの反応を温度あるいは時間の関数として測定することができます。ちなみにこの装置では1500℃まで測定できます。
フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)
日本分光:FT/IR-4600ST(学科共通)

学科教育機器として導入 (2020年度)
赤外領域の光を試料に照射して得られたスペクトルと物質固有の吸収パターンを比較し、化合物の分子構造推定や定量を行う装置です。ATR測定用のダイヤモンドプリズムやゲルマニウムプリズムを所有しているので、粉末やフィルムなどの反射光で測定できます。
レーザー回折式粒子径分布測定装置
Malvern Panalytical:Mastersizer 3000(今野研所有)

科研費 若手研究で導入 (2021年度)
液中に粉末試料を分散させ、そこにレーザー光を照射することで、試料によって散乱される光の強度の角度依存性を測定することによって、粒子径分布のデータを得ることができます(解析項目:Mie理論、Fraunhofer近似)。一応カタログ上の測定可能な粒子径は0.01~3500μmですが、原理上小さな粒子は測定が難しいです。
高速液体クロマトグラフ(HPLC)
日本分光:EXTREMA(今野研所有)

JKA補助金で導入 (2023年度)
HPLCはカラムクロマトグラフィと呼ばれる分離法の一種で、高圧にすることで短時間分離が可能となっている分析装置です。PDA検出器(測定可能波長:190~900 nm)が搭載されたオートサンプラー仕様です。当研究室では水中に存在する多成分の定量分析に用います。
UNIFLOWS:eHPLC ことり(今野研所有×2台)

JKA補助金(2021年度)と科研費 若手研究(2022年度)で導入
機能が簡略化された小型のHPLCです。研究室には2台ありますが、最近では主に学生実験用として使っています。検出器はUV-VIS仕様(265nmと405nm)とUV-NIR仕様(265nmと970nm)が1台ずつとなっており、どちらもグラジェント測定が可能です。
紫外可視分光光度計(UV-Vis)
日本分光:V-730ST(今野研所有×1台、学科共通×1台)

高橋産業経済研究財団研究助成で導入 (2022年度)
溶液の紫外光~近赤外光領域の吸収を測定する分光装置です(測定波長範囲:190nm~1100nm)。Lambert-Beerの法則に基づいた検量線法によって、濃度既知試料の吸光度から濃度未知試料の成分の定量を行うことができます。検出器はSiフォトダイオードです。
ミキサーミル
Retsch:MM400(今野研所有)

科研費 基盤研究(B)で導入 (2025年度)
ボールミルタイプの卓上型粉砕機です。最大30Hzでの粉砕が可能で、今野研では機能性材料のメカノケミカル合成に使用しています。粉砕容器と粉砕ボールとして、ステンレス製、ジルコニア製、テフロン製を所有しています。
窒素ガス置換電気炉
SKメディカル:VF-3000(今野研所有×2台)

高橋産業経済研究財団研究助成(2021年度)とフジシール財団研究助成(2024年度)で導入
大気・真空・窒素ガス雰囲気の各条件において、1000℃まで加熱可能な電気炉です。卓上型なのでコンパクトで、ステージが昇降式のためサンプル設置も容易です。主に有機物の多孔質炭素化のために使用します。
卓上型イオンメータ
堀場製作所:LAQUA F-73(今野研所有)

JKA補助金で導入 (2021年度)
Thermo Fisher Scientific:OrionStar A2147(今野研所有)

科研費 若手研究で導入 (2020年度)
水溶液中のイオンに対応した電位を発生する電極を利用することで、特定イオンの水溶液中濃度を測定する装置です。現在、LAQUAには鉛、銅、カドミウムイオン電極が、そしてOrionStarにはフッ化物イオン電極が用意されています。
超純水製造装置
アドバンテック:RFU424BC(今野研所有)

科研費 基盤研究(B)で導入 (2024年度)
Merck:Simplicity UV(今野研所有)

向科学技術振興財団研究助成で導入 (2020年度)
キャリータンク方式の卓上型超純水製造装置です。イオン交換樹脂によって不純物イオンが除去され、UVランプ(185/254nm)によって有機物が分解されることで、比抵抗値18.2MΩ・cmの超純水が採水できます。
真空乾燥機
ETTAS:AVO-310V(今野研所有×2台)

理学部研究助成(2019年度)と泉科学振興財団研究助成(2022年度)で導入
乾燥機内を真空ポンプで減圧排気することで真空状態で試料を加熱し、乾燥させておく装置です。減圧された高温環境を作り出すことで、合成した試料に僅かに残存している溶媒の除去を促進します。
学生たちのデスクワークスペース
理学部5号館6階 5615室

理学部5号館4階 5405室
