研究室紹介

私たちの身近には様々な生物がいますが、その中には種や生態がよく分からないものが沢山います。この研究室では、その中でも寄生という生活様式をとる「寄生虫」を中心に、身近な生物の種多様性と生態を明らかにしていきます。
寄生虫は珍しいものではなく、私達の身近な場所にたくさんいます。ほとんどのものは人と無関係に、昆虫、カタツムリや鳥獣類など様々な動物に寄生します。
最近、寄生虫が生態系の重要な一員であることが明らかになりつつあります。しかし、寄生虫全体の種多様性や生態研究は他の動物群より大幅に遅れています。これは、生態系全体を考える上での情報の大きな欠落と言えるでしょう。
寄生虫は珍しいものではなく、私達の身近な場所にたくさんいます。ほとんどのものは人と無関係に、昆虫、カタツムリや鳥獣類など様々な動物に寄生します。
最近、寄生虫が生態系の重要な一員であることが明らかになりつつあります。しかし、寄生虫全体の種多様性や生態研究は他の動物群より大幅に遅れています。これは、生態系全体を考える上での情報の大きな欠落と言えるでしょう。
研究の手法とテーマ
当研究室で行うのは、野外調査と室内研究です。これらをあわせて研究をします。

多様な寄生虫の種の解明
公園や水辺といった身近な場所にたくさんの寄生虫がいます。様々な生き物から寄生虫を見つけて、寄生虫の種をリスト化し、データベース化することを目指します。
寄生虫の生態の解明
寄生虫の生活史、寄生時期、宿主への影響といった生態を詳しく調べていきます。必要に応じて、宿主となる動物の生態も調べます。
現在の主な対象生物
- 脊椎動物、軟体動物や環形動物を宿主とする吸虫や線虫
- カタツムリダニ類
- 陸産貝類
この研究室で研究されたい方へ
- 自然科学が好きな方を歓迎します。これらへの興味・学習効率をさらに伸ばすことができます。
- 自然科学をより深く学びたい方も歓迎します。これらへの知識を大きく伸ばすことができます。
- 当研究室では、寄生虫をはじめとした”未知の領域”にある生物を研究していきますので、バイタリティをもって研究に取り組むことを強くお勧めします。
- 実験に失敗したり、野外で目的のものが取れなかったりすることもあると思いますが、じっくりと腰を据えて、生物の謎を一緒に明らかにしていきましょう。