活動報告

メニュー

習志野市立第二中学校での「理科実験講座」

2023年12月18日、東邦大学理学部から2名の先生と学生5名が習志野市第二中学校を訪問。理科実験講座を行いました。2学年の生徒さんから希望者を募ったところ、希望者はなんと77名。放課後の時間を使って、二つの理科室で中学校の教科書をこえた範囲の理科実験に触れました。

【講座1】塩化アンモニウムで色々実験/理学部 化学科 石井 淳一 准教授

石井先生の講座では、塩化アンモニウムを使った3つの実験を行いました。耳慣れない人が多かった薬品ですが、肥料や電池、食品添加物などに身近なものに利用されていて、安全に扱える物質であると説明がありました。今回は、90分の講義だったので、通常の授業の2倍ほどの時間を使って3つの実験を実施。塩化アンモニウムの性質をさまざまな角度から調べました。

・水に溶かしたときの温度変化を調べる

・水溶液にしたときの液性を調べる

・水溶液から結晶をつくり、観察する

の3つの実験の中では、薬品を測りとるなど中学校の授業で行う作業もありますが、白衣を着て小さなろうとや撹拌機などを慣れない器具を扱うと、いつもの理科室が少し違った場所に感じられたのではないでしょうか。撹拌機のスイッチを入れると電動で試験管の水溶液が混ざる様子に自然と「おおー!」と声がもれたり、水溶液の中に少しずつ結晶ができる様子に見入ったりと、楽しそうな様子が見られました。

【講座2】植物色素を分離してみよう/理学部 生命圏環境科学科 齋藤 敦子 教授

齋藤先生の講義は、この時間調べる植物の葉を一人一種類選ぶことからスタート。ドクダミ・アジサイ・モミジなど大学の構内で採集した葉から、生徒さんたちは各自好きな葉を手に取って席に着きます。

この時間に行ったのは、薄層クロマトグラフィーという手法を使った植物色素の分離。“クロマトグラフィー”という言葉はギリシャ語が元になっていて、“色の記録”という意味だそう。一色に見える葉に実はいろいろな色素が含まれていて、それを観察できる方法です。


葉を容器の中ですりつぶして粉末にする、そこに薬品を入れて混ぜるなどの作業を行うのですが、小さな容器の中で行うのはなかなか大変そうな様子。苦戦しながら抽出液を作り、色素がゆっくりと分かれていくのを、グループ内で比較しながら観察していました。

後半では、部屋の照明を消し、先生やTAが生徒さんのシートに紫外線をあてて歩く場面も。紫外線をあてたときにだけ見える色素もあり、「あっここにある!」などと発見に声が上がっていました。

出前授業で、多くの中学生に“大学”や“研究”に触れる機会を

教科書の内容をこえた範囲を、出前授業の形で行った今回。たくさんの生徒さんが理科に親しみ、奥深さを感じている様子でした。大学の先生や学生、研究の内容に触れる機会のある中学生は、そう多くはありません。今回のように中学校に行って授業を行うことで、生徒さんたちの視野を広げ、理数分野への関心を広げるきっかけとなればと願っています。

みんなが輝く未来のサイエンスでは、SNSでも理数系の楽しさを発信しています。下記リンクからご覧ください。
≫ lit.link/kagayaku2023

お問い合わせ・連絡先

東邦大学
女子中高生の理系進路選択支援プログラム
『みんなが輝く未来のサイエンス』

〒274-8510
千葉県船橋市三山2-2-1
Eメール:kagayaku2023@ml.toho-u.jp